通称人魚シリーズ。はるか昔にちょろっと読んだだけでじっくり読んでおりませんでしたが、この度アマゾンでポチッとしました。
一応畳みますね。
不老不死とはいえ用を足す勢いで怪我するわ殺されまくるわで湧太と真魚は散々な扱いでした。
読んでいてとても怖かったし見ていて驚きましたが、描き手側からしたらなんでもあり設定だとのびのび描けて良いのかもしれませんね。
るーみっくといえば世間は「うる星やつら」「らんま1/2」好きが多いイメージなんだけど、私は「シリアス風のるーみっくもいいよね派」なんですよね。コミカルもシリアスも好きなので得した気分です。
第一巻「人魚の森」
一番好きなエピソード「人魚の森」は、女特有の嫉妬を上手く描いておりました。双子って年老いても比べられて面倒臭そう(小並感)。
本エピソードの肝となる人のお医者さんが一途すぎてちょっと泣いた。この医者と一緒になっておけばそれで良かったのにねえ……
ちなみにこのエピソードはラストの湧太と真魚のセリフが好き。
湧太「俺がいなくなったらどうする」
真魚「探す。」
湧太「それでもいなかったら?」
真魚「また探す。」
真魚「ずっと探す。ずっとずっと探す。一生探す。」
真魚みたいな純粋なキャラで好きですね。
るーみっくヒロインで好きなの桜ちゃんと真魚の二強になりそうです。次点で響子さん。
第二巻「人魚の傷」
一番好きなエピソードは「夢の終わり」。こういう切ない系好き。ヒロインに惚れるサブキャラの構図好きなんよ。
まあそのサブキャラに見た目的な魅力があれば更によかったけど、そんな乙女的展開を望んじゃいけませんね、少年誌で。
残りエピソードの「人魚の傷」はただただ子供のいたずら心って怖いなあと思ったし、「約束の明日」は男の執念が気持ち悪いなあと思った次第です。人間の陰の部分を垣間見えました。
第三巻「夜叉の瞳」
弟が糞キャラ過ぎて胸糞悪かったです。代わりにお姉ちゃんが良い人過ぎて不憫でした。
弟の不手際を全部かばうなんてことしないで外に出してしまえばよかったのかもしれないね。
現実でも精巧に作られた人形(ドール)ってあるよね。ビスクドールとか。等身大は滅多にないだろうけど。
等身大のビスクドールが暗い部屋の中で座っていたら私泣いちゃうかもしれない。
まとめ
第三巻で止まっているのが残念なシリーズですね。
人魚シリーズの雰囲気に似てきそうな新連載「MAO」が連載スタートしたから、しばらくそっちに期待するしかなさそうです。
他の女にベタベタしない湧太も好印象で、真魚は先程言った通り純粋な女の子。
メインキャラに悪いイメージ少ないと読後感も良いものだね。
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