原作未読ですが大変楽しめました。見に行って正解でした。
以下感想を。過度なネタバレはありませんが一応畳みます。
この映画を一言で言い表すのなら、「話がとてもシンプルである」こと。
主人公の信は大将軍になることが夢、えい政は中華統一を目指す。
目指す目標が明確なので、原作未読の私でも話にスラスラついていけました。
配役
ほとんど不満はありません。キャストの皆さんが役になりきっていました。
主人公の信を演じる山崎賢人さんは高くジャンプしたりコロコロ転がったり全速力で走りまくる等のアクションを違和感なく見せつけていましたし、
えい政役の吉沢亮さんは冷静沈着だけど人の気持ちが分かる大物であると分かったし、
両名とも役柄を理解して演じていたようでした。
橋本環奈さんにおいては実写版銀魂に続きマスコットキャラみたいな人物を演じているなあと思いました。安定していますね。
唯一違和感を受けたのは王騎を演じる大沢たかおさん。
あの変なしゃべり口調は原作準拠なのかもしれませんが、とても不思議な気持ちになりました。
ぶっちゃけ気持ち悪いって言うか不気味なキャラだなあと思いました。
一番感動した場面
信が戦うシーンもえい政が人前に立って説くシーンも魅力的でしたが、
個人的に一番好きなシーンは敵陣からの猛攻撃でテンション駄々下がりの昌文君達に漂が渇を入れ気力回復させる回想シーンです。
ピンチの時に仲間を奮い立たせ囮になり仲間を敵陣から引き離すなんて神業、よっぽどの覚悟と冷静さがないと無理ですね。
奴隷出身だった彼がそこまで大物だったのって何か理由でもあるんだろうか。
好きなキャラクター
ぶっちぎりで漂ですね。ああいう自己犠牲……ではないけれど他人を思いやれる人は大好きです。
次いでえい政でしょうか。冷静だけど人の心を失ったわけではない王。
これから国家統一を目指すにあたり、いつまでも人の心を持ったままでいられるのだろうかと気になります。
原作だと大沢たかおさん演じる王騎が人気のようですね。
あれのどこに魅力があるのか映画鑑賞中は分かりませんでした。
腕がいいのは分かったけれど。原作読んだほうが早いかもしれませんね。
この作品のメッセージ
最初に述べたとおり、夢を持ち続けることではないでしょうか。
最後の戦いで左慈に競り負けそうな時も漂と誓った夢を思い出せたからこそ倒せたのではないかと思います。
海外の反応
「キングダム 海外の反応」でググると少しだけ反応が分かります。
悪い評価は少ないみたいです。
予告動画見ているだけでも結構お金かかっているように見えますし、
そもそも論として良い映画はそれなりに予算かけないとできませんからね。
BGM・主題歌
唯一マイナス点をつけたい項目。主題歌が特に合っていませんでした。
むしろなくてよかったような。違和感しかありませんでしたね。
BGMは良くも悪くもなく、です。印象に残るものはありませんでした。
まとめ
評価は★★★★☆(4.5)
(★…1点、☆…0.5点。5点満点)
漫画実写版の中では当たりの作品だと思います。
監督の佐藤信介さんをwikiったら図書館戦争やGANTZの実写版もやられていました。
なるほどそれで手馴れているなと感じたのですね。
オタク特有のノリは入れすぎず一般人向けに作っているように見えましたから。
どうみても話が中途半端に終わりましたが、第二弾、第三弾……とやる気はあるのでしょうか。
原作だとどうやら50巻以上出ている超大作のようですが、
大河ドラマレベルの規模と予算でじっくりドラマ化してくれた方がじっくり見られて良かったかもしれません。
原作はヤンジャンで連載されているんですね。女性の私でもハマっていいのかしら。
とりあず1巻目からゆっくり追っていこうと思います。
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