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蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第三夜 アラビアン・ナイト 感想(ネタバレあり)

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蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第三夜 アラビアン・ナイト
公式サイト(PC版)はこちら:蛇香のライラ ~Allure of MUSK~

トライPシリーズ第3弾『蛇香のライラ』も今回で最後。
ボーナスイベント含め全クリアしました~!
飽きっぽくつまらないと思ったら即売り払う私が最後までクリアできたのは、
話が長引かずかつ話が小奇麗にまとまっているトライPシリーズ作品だからですね。
プレイして良かったと思います。以下ネタバレ。


【参考】蛇香のライラ1巻、2巻の感想文
蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第一夜 ヨーロピアン・ナイト 感想(ネタバレ有) - ゆかりの日記
蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト 感想(ネタバレ有) - ゆかりの日記

登場人物

主人公シリーン:シャナーサ王国にある《ショーサロン・カマル》の踊り子兼密偵。21歳。経験ありそうな雰囲気だけど実は処女。
ライザール・シャナーサ:シャナーサ王国の王様。貴族の娘レイラ・アリと婚約を結ぶ予定の30歳。色気ムンムン筋肉モリモリ。滅多に慌てず余裕たっぷり。今回のターゲット。
ジェミル:シリーンと同じくカマルで働く密偵。歳は不明。シリーンよりは年下っぽい。「チッ」と舌打ちするのがお家芸。カマルの店主様からとある依頼を受ける。

キャラ別感想

ライザール

チョーいい人。義賊ライラ・ヌール本人。王様とは意気投合して7年前に入れ替わります。
王族になったからといって横柄にならず、民の声を無視せず、悪事を許さない。それでいて他人に頼ろうとしない孤独な人。
これだけ出来た人をシリーンが誘惑できるはずもなく……むしろ逆に反撃してきます。

おそらくこのゲームでライザールの強靭な精神に勝てるキャラはいないでしょうね。
1~2巻の攻略キャラクターは普通の精神を持っていたことがよくわかりました。

実はシリーンと昔出会っていたことが判明します。お店から抜け出したシリーンを助けた恩人でした。
助けてくれたライザールに恋をするのは自然な流れであり、
ライザールはライザールで敵意のない純粋無垢なシリーンに徐々に惚れていく様子が微笑ましいです。
さしずめシリーンにとってライザールは「運命の人」かな?
エンディング後のスチルはシリーンとライザールが相棒って感じで私は好きですね。

ちなみにBADENDのライザールは誘惑されているのかよくわかりませんでした。
ヘナタトゥーって効かないんじゃなかったっけ?単に欲情を煽られたのかな?
それ以上にシリーンの表情がエロすぎて吹きましたが。

ジェミル

同僚のジェミル。いつもイライラしているのは何故なのかと1巻の頃から感じていましたが、実はシリーンのタトゥーのせいでした。
私はてっきり毎巻毎巻シリーンを手に入らないからイライラしているとばかり。勘違いしてごめんなー。

共通ルート初めからシリーンに弟扱いされて散々なジェミルですが、それは本人ルートに行っても変わりませんでした。
シリーンはライザールに疑われ捕まり口を割らせるために「金梅」という媚薬を飲ませられます。
興奮が収まらないシリーンを収めるためにシリーンを抱くジェミル。
それだけでも散々なのに2回目のシチュエーションではシリーンのタトゥーによって再度彼女を抱きます。

ジェミルは終始成り行きでシリーンを抱いていたのは残念で哀れでしたね。
なのでエンディング後は二人で思いっきり抱き合ってくれ~!と切に願います。
BADENDは何故こうなった感が強く、終始ポカーン状態でした。

二重スパイルート

ジェミルルート序盤で分岐します。話の1/3くらいがジェミルルートをなぞっているので少しマンネリ感がありました。
二重スパイルートですがそれに加えて『蛇香のライラ』シリーズ全ての謎を解き明かすルートでもあるので前巻と比べ話が長く、内容も生々しいです。

黒幕の執念振りは実際プレイして感じ取っていただければ分かると思います。
シリーンが最後まで黒幕を大切に思っていたことがよく分かり、シリーンが主人公でよかったと心から思いました。

エンディングは2種類。もちろん内容的にはハッピーエンドのほうが好きですが、
バッドエンドも中々エグく、救いのないシチュエーションが良いです。
Switch版でどう表現するのか楽しみですね。

ボーナスイベント

3巻すべてクリアすると見られるイベントです。スチルはなし。
『Tlicolity Eyes』『片恋いコントラスト ―way of parting―』をプレイしていればなお楽しめますね。流れるBGMが懐かしかったです。
Tlicolity Eyesを選択すると見られる皇驪の副作用には笑ってしまいました。

まとめ

今回の『蛇香のライラ』では、シリーンが既に大人であることや責任感も強く自分の意思もあり、話についていきやすいヒロインでした。
ただ見た目的に処女設定は「ねーよw」と思っています。あの見た目でよく今まで操を取られずに済みましたね。

長らく乙女ゲームをプレイしていますが攻略キャラならともかくヒロインを好きになることはあまりありませんでした。
しかしシリーンは大丈夫でした。今後もシリーンのように賢くてきれいなヒロイン増えて欲しいですね。

個人的に好きなシナリオ含め攻略キャラクター順は皇驪>ライザール>希驪=ジェミル>ヴィンス=ロラン
聡明な皇驪がなんだかんだ言って好きです。

これから『蛇香のライラ』をプレイする方へのアドバイスとしては、
・3巻だけは最後にプレイ推奨
・エロ描写を正確に読みたいのならPC版を推奨
ですね。

まだSwitch版の概要は流れていませんがシナリオライターさんのツイート情報を見ているとある程度修正は入ると予想されます。


【参考】蛇香のライラ1巻、2巻の感想文

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第一夜 ヨーロピアン・ナイト 感想(ネタバレ有) - ゆかりの日記
蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト 感想(ネタバレ有) - ゆかりの日記

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第三夜 アラビアン・ナイト

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第三夜 アラビアン・ナイト

トライPシリーズは一旦今回で終了です。
トリアイのSwirch版は感想書くかもしれません。
その時はまたよろしくお願いしますね。

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